ダビング10
補償金問題はいつかは決着する、そう考えていた時期が私にもありました |
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私的録音録画補償金制度 JEITA ダビング10 |
補償金支払い義務者をメーカーに、権利者側が経産省と交渉の構え
> 759円が『法外な金額』とはいえない。
ちょー、メーカが1台あたりたかが100円を削るためにどれだけ血眼になっているのかを知った上での発言か?
> 最安値と最高値の価格差が4万6806円もあった。
販売店間での価格差4万6806円は、そっくりそのままメーカの利益になっているとでも解釈できそうなことを言っているが、実体は全然違う。赤字覚悟で、実際に赤字になることもあるくらいに削った上で(他の商品の売りで穴埋めする前提)のポイント還元込みの値段と、売った後も取り付け・保証延長・故障対応・アフターサービスも万全なサービス込みで売る地域密小型店舗の値段を単純比較してもねぇ。実体はほとんど、販売店側の努力の差ですよ。
> メーカーを補償金制度の支払い義務者にすべきだと訴えた。
メーカに義務を負わせたところで、ミクロでは確かに負担させることはできるが、長期的にはやっぱり購入者の負担になる。もし「メーカに支払い義務」というのが「メーカの売り上げの**%を払え」という意味ならば、支払い義務を負うメーカとそうでないとこの線引き・補償金とは全く関係ないはずの商品の利益からも見えにくい形で払う可能性がある、という点で、現状のどんぶり勘定の補償金の徴収がより広く薄く見えにくくなるんで、どう考えても良い案には思えない。
> 土壇場になってメーカーの意を受けて介入してきた。
問題解決に経産省を持ってくるほど子供じみたはやらんって。あれは大臣レベルで動いた結果だって。あと、経産省と話をする前に、デジタル放送行政を担当している総務省と仲良くしといた方がいいと思うよ、マジで。
あと、何かにつけてメーカを巨額の利益を上げる悪の中枢みたいに取り上げているが、確かに利益額は大きいかも知れんが、それを売るために関わっている人の数が桁違いに多いという構図がわかっているのだろうか。例えばテレビの場合、数千人(ひょっとすると万超えてるかも)単位の技術者がバグ取り・歩留まり上げ・コスト切り詰めに明け暮れているわけで。一度作れば50年(もうすぐ70年にするんだったっけ)は何もしなくてもお金入ってくる人にはわかんないだろうなぁ。
そうそう、
> 北京五輪商戦として販売されているBD製品が、補償金制度の対象外になっている現状を示した。
さすがに省庁間で決まったBDの補償金対象追加を無視するほど突っ走ることは考えられないのでご安心を。交渉次第では、立法までの間に自主的に補償金相当額を寄付させるくらいの案なら折れるんじゃないかと思う。
さすがに今日の話はむかついたんで、書き散らしておく。PDPがLCDに押されてやばやばな某大手メーカでテレビを作っている技術者より。